浮気した夫から２５０万円の慰謝料を獲得し、十分な養育費も確保できたケース

依頼者

４０代女性　パート

ご相談内容

依頼者は、二人の小学生の子どもがいる兼業主婦の方である。元々夫婦仲はよくなかったが、夫の浮気が判明し、離婚を決意していた。夫は浮気について明確に認めようとせず、慰謝料の支払いを拒んでいた。依頼者は、夫から十分な慰謝料を獲得し、二人の子どものために十分な養育費を確保したいと考えていた。

弁護士の対応

依頼者は夫と直接話したくないと考えていたので、細かい伝言も含めて全てのやりとりを弁護士が代理して行いました。依頼者は収入が少なく、子どもを育てる生活費に不安を感じていたため、依頼を受けた後、すぐに婚姻費用分担調停を提起し、生活費を確保しました。
婚姻費用分担調停と同時に離婚調停も提起し、夫の不貞行為を理由とする慰謝料を請求しました。夫は離婚調停でも最初は、浮気の事実を否定していました。
依頼者が保有している浮気の証拠は、確実なものはありませんでしたが、浮気発覚後に夫が依頼者や依頼者の家族に対し謝罪しているメール等を証拠提出し、裁判となった場合には、依頼者の家族に証人になってもらい、浮気の事実を立証すると主張しました。
また浮気をした配偶者からの離婚請求が認められにくいことを説明し、慰謝料を払わない場合には、離婚をせずに婚姻費用を請求し続けると主張しました。
夫は途中から観念したのか、慰謝料２５０万円を支払うことを了承し、養育費についても収入に応じて妥当な金額を定めることができました。

投稿日2022年6月8日（更新日2022年6月8日）

カテゴリー

離婚について

この記事を書いた人

銀座ロータス法律事務所代表弁護士 川原 蓮
平成26年弁護士登録（第一東京弁護士会）、夫婦カウンセラー

弁護士登録以来、離婚問題、男女の慰謝料問題について注力し、令和４年に離婚問題、男女問題に特化した法律事務所を銀座に開設。
丁寧な法律相談と依頼者に寄り添った親身なサポートを心がけています。

紹介ページ